前回の記事の続きとなります。
今回は、Zishan T1 AK4497版を分解し、オペアンプとカップリングコンデンサを交換したという話をしたいと思います。
※改造は自己責任となります!故障しても保証はないと思いますので、推奨はしません!
まずはオペアンプ。
購入したのは2種類のオペアンプを用意しましたが、使用したのはMUSES8820です。
MUSESシリーズは02を一つ所有しており、気に入ってるのですが、価格が一つ3400円と高額なため、今回は見送り。
一つ400円の8820でも評価が良さそうだったので、こちらにしました。
では、分解します。
分解は簡単で、上部のネジ4本と下部のネジ4本を外し、上下のパネルを取ったら、背面を上か下にスライドすることで外すことが出来ます。
背面を外すとこんな感じ。
AK4497EQのチップが載ってるのがわかると思います。
上部についてるのがDAP部分となるので、上に引き抜いて外します。
ピンで2箇所接続されてるので、曲げないように外してください。
外すとメイン基板とDAP部がこのように分離します。
もともと載っていたオペアンプがLM4562NA、交換してから言うのなんですけど、低歪で素直でそんなに悪くは無いオペアンプのようですw
サクッと交換。
あとはもとに戻すだけです。
音の変化として、こちらの方が低音のボヤけが少し無くなって、中高音域が聴きやすくなった感じがします。音にも少し艶が出たような気がします。
(あくまで個人的な意見)
ただし、ある一定の音域に雑味というか繋がりの悪い部分がありました。
知り合いと話をするのかで、カップリングコンデンサ変えると良くなるかも?的なことを言われたので、交換して”貰いました”w
場所が狭く、裏側には液晶があるのでアクセスできず、自分には厳しそうだったので知り合いに頼んだわけです(;^ω^)
元々付いていたのが、ELNA 10V 220μFだったと思います。
スペースの関係であまり大きなモノは入らないので、今回は日本ケミコン 10V330μFに変更しました。
(残念ながら写真はありません)
結果から言いますと、先程書いた雑味が消え、クリアな音質になりました!
このカップリングコンデンサは、アンバランス側の調整で付いているはずなのですが、バランス側も不思議と同様に雑味がなくクリアな音質に変わりました。
コレは、交換して正解でした!
友人に感謝です(*^^*)
最終的な改造後の音質ですが、暖色よりで元気がよくクリアな音が出るDAPになったと思います。
1000円程度の改造ではありますが、ミドルクラス級のDAPに引けを取らない音で満足しています!