Zishan T1についての内容です。
以前に書いてた記事がありますので、そちらを先に読んだほうが分かりやすいと思います。
以前の記事で、Zishan T1に搭載したオペアンプ「muses8820」ですが、音質的には不満はあまりありませんでした。
ですが、ふと思いだした事がありました。
そういえば、高いオペアンプ持ってたなと・・・
これこれ、これです。
使用せず眠っていたヘッドフォンアンプ、「改造済みwalnut f1」に搭載したままになっていた「muses02」です。
このままでは可愛そうなので、摘出します。
この「muses02」ですが、高級オペアンプの分類に入ります。
先程の「muses8820」が1個400円でオペアンプとしては高い分類のモノですが、この8820の上位モデルが「muses02」です。
値段も一気に上がり、1個3400円とオペアンプとしてはかなり高いものになります。
まぁ以前、勢いで買ってそのまま眠ってしまっていたわけで、ホントに勿体無いことをしてました(;^ω^)
で、これをZishan T1に載せたいわけですが、Zishan T1はデュアルオペアンプとなっており、2個必要です。
そうです、1個足りません。
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気づいたら、同じモノを買ってました(笑)
購入は、秋月電子さんからです。
オペアンプは偽物も多くあるので、ちゃんとした店舗時から購入することをオススメします。
サクッと分解し、サクッと交換します。
こういう交換が楽にできるのは、Zishanシリーズの良いところだと思います。
muses02の注意点ですが、端子の足が非常に柔らかく折れやすいです。
何度も抜き差しするのはあまり推薦できません。
早速試聴。
実は、TRI-i4のレビューを書く段階で、すでにオペアンプは交換済みでした(笑)
muses8820との比較ですが、全体的に音が濃くなります。
特に中音域が豊かになり、情報量も多くなった気がします。
音に勢いも出て、聴いていて気持ちいい感じです。
解像度と音の広がりも十分あるので、音が濃くなったからといってクドさはありません。
やはり高いだけのことはあるって感じの音です。
1個3400円になるので、安いZishan T1に乗せるのはどうかと思っていましたが、これは思い切って正解でした!
Zishan T1に関しては、カップリングコンデンサを変更した上で、このオペアンプに変えるのはありだと思います。
muses8820でも良い音なので、とりあえずこちらに変えてみるのも良いかもしれません。
以下は、おまけの話です。
以前、Amazonで良くわからないショップから、オペアンプを買ってZishan Z3に乗せてありました。
これも、高級オペアンプの分類に入る「OPA637AU」の両面実装(上下に1ずつ2個実装)してあるものです。
値段が安かったので、試しに買ったのですが、届いた時点で怪しさ満点でした。
届いた物は、半田付けがされてない箇所があり、音が正常に出なかったです(;^ω^)
返品も面倒だったので、自分で半田付けしたところ、音は出たのでそのまま使用してました。
で、ヘッドホンアンプのオペアンプを取ったので、そこにコレを何となく乗せて視聴してみたんです。
試聴に比較したアンプは、同じメーカーのOPA2277です。
聴き比べた結果、ハッキリ言って、この怪しい「OPA637AU」はダメダメでした。
音の広がりなし、キツいドンシャリ、解像度微妙…とても高級オペアンプの音質とは思えないひどい音でした。
断定はできませんが、多分偽物だと思います。
こういう事もありますので、値段につられて怪しいショップから買うのは、あまりよろしくないんじゃないかなと思います。
以上、おまけな話でした(笑)